DCQ “Dérogations au Calendrier de Qualification”

ミニトランサット出場に向けて、とても重要となる書類を作り始めています。
DCQとはフランス語で「Dérogations au Calendrier de Qualification」の略で、クォリファイカレンダーの免除制度です。

って、なに?となりますよね。
ミニトランサットの出場枠は約80艇ですが、2019年大会出場を目指して活動しているセーラーは100名を超えています。80名の枠はクォリファイ*を取得した順に埋まっていき、すでに半数以上が埋まってしまいました。

年間15レース以上あるクラスミニ協会主催のレースをフィニッシュすることで、マイルがたまる仕組みですが、遠方セーラーは滞在期間が限られるので一気にマイルを貯めることができません。

そこでヨーロッパ圏外のセーラーを対象とした制度がDCQです。
出場枠80艇のうち、6枠がDCQに振り当てられ、DCQを申請したヨーロッパ圏外のセーラーでこの6枠を競います。たった6枠ですが、今のところは順調に進められています。

可能であればDCQを使用せず他選手と同じの土俵で出場権を競いたかったですが、生活の拠点を日本に残しながらミニトランサット出場を目指すには、この制度に頼らざる得ません。
逆を言うとクラスミニ協会として、ヨーロッパ圏外から来るセーラーを歓迎していると言うことにもなります。
実際、フランスで活動をしていると協会の方やセーラー達から、とても温かな歓迎を受けます。とても嬉しいことです。

まだこの書類は作り始めで、これから重めの文章を書かなくてはならないのですが、私の意気込みがしっかり伝わるものにしたいと思います。

 

*クォリファイ
ミニトランサットに参加する艇での、
1,500マイル レース経験
1,000マイル 無寄港ソロセーリング 他

 

レ・サーブル アゾレス 2018スタート

7月22日にフランスのレ・サーブル=ドロンヌから54艇のMini6.50がアゾレス諸島を目指してスタートしました。
これは片道1,270マイル、往路/復路の2レグで構成されるシングルハンドレースです。

私が6月に出場したMAPトロフィ(220マイル)とMiniファストネット(600マイル)の2レースに出場した多くのセーラーが、このレースに出場しています。

ミニトランザットに出場するには、1,500マイル以上のレース経験が必須です。

2019年のミニトランザットを目指し、今年から活動を始めているセーラーは現地フランスでも多く、MAPトロフィ → Miniファストネット → レ・サーブル アゾレスの3つのレースを完走し、出場数が決まってるミニトランザットの出場権を一気に得ようとするセーラーもいます。(自称:突貫工事 Rush work)

私も今年の計画をたてるときにレ・サーブル アゾレスの存在は知っていましたが、Pogo2に乗ったことすらない自分が片道1,000マイル超のレースに出られるハズがないと、眼中におきませんでした。

実際に蓋を開けてみると、長年に渡って大西洋横断レースを開催してきたクラスミニ協会のサポート体制は手厚く、MAPトロフィの前にはルーキーズ・ブリーフィングと言う名のクラスミニ初心者講習会が開催されたり、上記のレーススケジュールもカテゴリー C(220マイル) → カテ B(600マイル) → カテ A(2,540マイル)とステップアップが考えられています。

※カテB出場にはカテC経験、カテA出場にはカテB経験が必須。

嬉しいことにファストネットをフィニッシュした後に多くのセーラーから、レ・サーブル アゾレスの出場を勧められました。予定していなかったので出場を断念しましたが、活動を始める前には想像もできなかった1,000マイル超のレースが、2つのレースを経験したことで不思議とイメージできるようになったのは嬉しいことでした。他のセーラーはこの2つのレースを経験し、いま1,270マイル先のフィニッシュに向けてセーリングをしているのだから、きっと可能なのでしょう!

私の残りのクォリファイは来年取得できるので問題ありませんが、レースの写真やトラッキングを見ているととにかく羨ましいです。早くまたレースしたい。いまはそんな心境です。

レーストラッキング
http://lessables-lesacores.geovoile.com/2018/tracker/

大会Facebook
https://www.facebook.com/SablesAcores650/

帰国しました

帰国して1週間がたち、職場復帰もしています。でも頭の中はフランスのことでいっぱいです。

いまゴールデン グローブ レースというヨットレースを追いかけてます。
これはシングルハンドで世界一周するヨットレースで、7月1日にフランスをスタートした18艇の艇団は、いま大西洋を南下中です。

この30,000マイルのレース、出場艇は1988年以前に設計された32〜36フィートと決まっていて、なんと電子航海器具の使用が禁止されています。

オートパイロットの代わりにウインドベーン。GPSの代わりに六分儀。造水器もダメで、300日分の水と食料を積んで無補給で世界一周するらしいです。

すげ〜〜、カッコよすぎる〜〜。
いまの時代に反したレースですが、凄く魅力を感じます。

僕はまだ800マイルしか走ったことがない、ひよっ子オーシャンセーラーだけど、辛い分きっと楽しいんだろうな〜。
出たい!とは今は口が裂けても言えませんが、、、
(まずは)来年4,000マイルの大西洋横断を成功させます◎
世界は想像以上に大きそうです。

https://www.facebook.com/goldengloberace/

Mini Fastnet 参戦記

今回のフランス滞在の動画(きっと)最終編、ミニファストネット参戦記です。
参戦記と言っときながらレース中は動画を撮る余裕がなかなかなく、上手く纏まりませんでした。

この活動を少しでも多くの方に、リアルに伝えるために4月から動画記録を始め、公開数は合計11作となりました。

私自身の夢を追うために勝手に始めた活動ではありますが、こんなにも多くの方が動画を観て、そして反応してくれるとは思ってもいませんでした。ありがとうございます。

本音を言うと、動画で最も伝えたい!って思う場面は、最も撮る余裕がないところです。
来年の活動では撮り方と配信の負担を減らし、さらにリアルな活動をお伝えできればと考えています。

帰国後は真面目に生活(仕事)しますので、ミニトランザット関連の投稿は減るかと思いますが、引き続きお付き合いいただければ幸いです。